クォリティ・オブ・ライフ

お客様にとっての思い出が、メディホスに刻まれる

私たちが大切にしているのは、医療や介護の先にある「人生そのものの質」。お客様の笑顔、ふとした会話、ささやかな日常――
それらすべてが、メディホスにとっての宝物です。

過ごした時間が、記録ではなく「記憶」になるように。その人らしい人生を、最期までその人らしく生きていただけるように。私たちは、人生の一場面をともに紡ぎながら、心に残るサービスを提供し続けます。
2025.07.24

写真家の魂が再び動いた瞬間(メディホス韮崎)

病状進行により人工呼吸器を装着し、外出もままならずベッド上での生活となったT様。かつては愛用のカメラ片手に県内外の撮影地を巡る日々を生きがいとしていた。「もう一度、外出して写真を撮りたい」という願いを受け、医療・介護・関係機関と連携し準備を進めた。憧れの写真家の講演会にあわせ、小旅行を実現。会場では本人のもとに写真家が訪れ、愛用カメラで家族写真を撮影するという感動のサプライズも。本人とご家族の笑顔がすべてを物語っていた。
2025.07.24

まぐろのお寿司にこめた想い(メディホス韮崎)

病状が進行し食欲を失われていたご本人様が、「まぐろのお寿司をもう一度食べたい」と希望
されました。医療・介護スタッフが連携し、鮮魚店から寿司を用意。普段は起き上がるのもつらい中、笑顔で寿司を召し上がる姿に、周囲も心温まる瞬間となりました。
2025.07.18

メディホス静岡富士の山後昌之より

2012年に理学療法士の資格を取得し、前年に起こった東日本大震災の
被災地である岩手県沿岸の回復期病院にてキャリアをスタートしまし
た。その後、出身地東京にて整形外科リハビリテーションに携わりま
した。神奈川へと移住した際は、訪問看護や通所・入所のリハビリテ
ーションの臨床にて経験をつませていただきました。2025年2月より
メディホス静岡富士に所属となりました。
2025.07.18

音楽が紡いだ心の絆(メディホス鎌倉)

かつて海外を舞台に活躍され、語学にも秀でていらっしゃった0様。

その豊かなご経験と感性を活かし、施設内でのリサイタル開催をご提案くださいました。皆様が心から楽しめるよう、選曲から衣装の準備に至るまで細部にわたり心を配られ、毎日お部屋で練習を重ねられる姿は、まるで一つの舞台を創り上げる情熱そのものでした。0様の体調を最優先に考えながら迎えた本番当日、お化粧も美しく整えられ、晴れやかな笑顔でステージに臨まれるその姿は、まさに輝きに満ちていました。ご家族様もご参加くださり、普段は数分しか座位を保つことが難しかった0様が、リサイタル中1時間もの間、車椅子に凛とした姿勢で座っておられました。その姿には、言葉では表せない力強さと誇りが宿っており、私たちスタッフも胸が熱くなりました。このリサイタルをきっかけに、メディホス鎌倉ではご入居者様同士の交流が自然と生まれました。

音楽が繋いだ心と心の物語は今も私たちの記憶に深く刻まれています。
2025.07.17

もう一度、あのイルカたちに会いたくて(メディホス鎌倉)

水族館のイルカの名前を憶えているほどイルカが大好きなK様。
病気が進行してから外出が難しくなり水族館に行くことを諦めて
いらっしゃいました。 それでもテレビに映るイルカを見つける
と目を輝かせ、熱心に語ってくださる姿に、私たちの心が動かさ
れました。「もう一度イルカに会いたい」その想いを形にするべ
く多職種が連携し調整を重ね、体調に配慮しながら水族館旅行が
実現しました。当日水族館のあの静かな青い世界へと足を踏み入
れた時のK様の表情は言葉では尽くせぬほどの喜びと感動に満ち
あふれ、イルカと再会した瞬間のあの笑顔は、私たちスタッフに
とっても忘れられない感動となりました。