山後昌之 プロフィール
2012年に理学療法士の資格を取得し、前年に起こった東日本大震災の被災地である岩手県沿岸の回復期病院にてキャリアをスタートしました。その後、出身地東京にて整形外科リハビリテーションに携わりました。神奈川へと移住した際は、訪問看護や通所・入所のリハビリテーションの臨床にて経験をつませていただきました。2025年2月よりメディホス静岡富士に所属となりました。
歩行の意欲や要望に対して、誰もが安全にできる歩行の運動処方が必要となっていました。歩行に繋がる立位の効果と介入方法を今回記載し、この立位姿勢による腰痛予防とバランス向上が目的です。ご本人様が意欲を持って取組んでくださっているので、今できていることを維持できるようサポートしたいと考えています。
E様 80代 要介護4 パーキンソン病
食事時、車椅子座位が長く続くことでの腰痛、背部痛が生じやすい状態でした。右麻痺が上下肢ともに強いことから左上下肢機能を維持・向上させることとご本人様の自尊心を高くすることを目標として立案したプログラムとなります。座位向上とともに、テーブルでの離床やレクの一環で行なっているご入居者様同士の麻雀に参加することができるようになりました。
I様 60代 要介護5 多発性硬化症
看護と介護の間に距離ができてしまうことがチーム医療や介護にとって大きな問題であると数々の臨床を通じて学びました。その距離を縮める役割とともに、運動の専門家としてご入居者様お1人お1人に合わせたリハビリテーションプログラムをスタッフ全員で提供できるように、アイディアを出して実践しようと日々考えています。